「AgriBus-NAVI」のWeb管理画面「AgriBus-Web」で圃場の高低差マップ機能をリリース

AgriBus-Web

2022/02/09

miumiu

水田の「均平作業」や圃場の「地形面の問題点の把握」がより簡単に

株式会社農業情報設計社(北海道帯広市、代表取締役濱田安之、以下「当社」)は、世界トップシェアのトラクター用GPSナビアプリ「AgriBus-NAVI」のデータを管理できるWebブラウザ用の管理画面「AgriBus-Web」にて「高低差マップ」機能をリリースいたしました。

高低差マップリリースの背景:高低差マップ作成が簡単に

従来、隣り合う連続した走行軌跡の高低差を表示する機能はありましたが、圃場全体として高低差を確認することはできませんでした。今回のリリースでは、間隔の空いた連続していない過去の走行軌跡データを集積することで高低差マップを合成し、圃場マップ上に表示することが可能となりました。

高低差把握の重要性:作物の生育・収量に影響

圃場の傾斜や凹凸は圃場内の水の動きに影響を与え、ひいては作物の生育・収量にも影響します。
特に水田農家では、圃場内の凹凸を解消する「均平作業」を自分で行う事例が多く、「高低差マップ」は均平作業を行う場合の指針として活用が期待されます。
また圃場の傾斜を「見える化」できることから、畑作農家でも地形の面から見た圃場の問題点を把握することが可能となりました。

高低差マップリリース機能概要

  1. 従来機能「作業軌跡の高低差」は「高度の実測値」を表示するだけでしたが、今回は等高線を計算するアルゴリズムを用いる方式を採用しています。
  2. 等高線を描く場合のメッシュサイズが指定できるようになり、圃場の高低差を細かく見たい場合にはメッシュサイズを小さく、全体的な傾向を見たい場合には大きくとることができます。
  3. 同一圃場の走行軌跡データを統合して「高低差マップ」を作成できるようになりました。これにより、「高低差マップ」作成に必要なデータ数を確保することが可能となりました。なお現段階では走行軌跡データは過去3件分を利用する設計になっており、マップ作成には少なくとも1件のデータが必要となります。

また将来的には最大で30件まで登録可能となっている走行軌跡データの選択機能など新たな機能を追加していきたいと考えています。

※「高低差マップ」を利用する場合は「AgriBus-NAVI」とスタンダードプランに加入する必要があります。

当社は、世界と日本で農業生産に携わる方々の「より良い農業へのチャレンジを支える」技術の提供を続けてまいります。

【AgriBus-Webとは】
当社が開発した世界トップシェアのGPSナビアプリ「AgriBus-NAVI」をPCなどのWebブラウザでデータ確認できる管理画面。圃場や作業の管理が簡単にできるほか、圃場を指定して「有効積算温度」の計算や「土壌水分」の推定を行う機能も追加され、「より良い農業へのチャレンジを支える」技術を革新し続けています。
URL  https://agri-info-design.com/agribus-web/

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