「新しい農業へのチャレンジを支える」
2014年4月21日に創業した
私たち株式会社農業情報設計社は
今年で8周年を迎えました。
私たちは畑や田んぼでの農作業を真っ直ぐ・等間隔に行うためのGNSSガイダンスシステムをアプリでお届けする「AgriBus-NAVI」、走行・作業データをクラウド上で管理する「AgriBus-Web」を中心に、センチメートル単位の位置情報を低価格でご利用頂ける「AgriBus-GMiniR」、これまでの1/2〜1/3の価格で自動操舵を実現する「AgriBus-G2 / AutoSteer」を提供しております。
AgriBus-NAVI
AgriBus-Web
AgriBus-GMiniR
AgriBus-G2
AgriBus-AutoSteer
おかげさまで、AgriBus-NAVIは世界140か国より累計で180万ダウンロード。同種の農業アプリの中で世界有数のシェアを誇るまでになりました。ダウンロードの9割以上が日本国外からであり、世界の農業者の皆様に認めて頂いた農業アプリであると自負しております。
AgriBus-NAVI
累計180万
ダウンロード
昨年3月から本年4月までの1年間、私たちのAgriBus-NAVIをお使いいただいた総走距離数は242万km。地球の約60周分に上ります。
総走行距離数
242万km
地球
約60周分
GNSSガイダンスシステムを利用すると約6%、走行距離を削減することができ、作業の効率が向上するとの研究成果が報告されています(注1)。
これは農業生産で投入する肥料や薬剤、燃料と行った資材が節約できるということ。
AgriBus-NAVIをお使いいただいたことによる節約の効果を試算すると(注2)、
・約15万キロメートルの走行距離の削減
・約4万3千トンの肥料の節約 (注2)
・薬剤散布面積を約7万7千ヘクタール削減 (注3)
となります。
お使いいただいている農業者の皆様の生産費の削減に貢献すると同時に、温室効果ガスの削減など地球環境に対する負荷の低減のお役にも立っています。
走行距離の削減
約15万km
(注3)
肥料の削減
約4万3千トン
(注4)
農薬散布面積の削減
約7万7千ha
(注5)
私たち農業情報設計社は「より良い農作物を生産する」「地球環境を配慮した持続的な農業を実践する」「経営の存続を図り次世代に繫ぐ」という大きな課題に立ち向かいチャレンジする農業者の皆様を新しい技術で支え、作る人と食べる人を繫ぐことができたら、という思いで創業いたしました。
GNSSガイダンスシステムといえば、大きく重く高価な専用の海外製端末が当たり前だった中で、私たちの「スマホで使えるGNSSガイダンスシステム」は当初「おもちゃみたい」「お金があるなら高い海外製品を買った方がいい」などと言われることもありましたが、実際にお使い頂いた方からの「あのGNSSガイダンスシステムがポケットに入るのはわくわくする」「もうこれなしでは(営農が)考えられない」などのお言葉に支えられ、ここまで続けることができました。
今日世界中の皆様にもお使いいただくまでに至ったこと、これまでの皆様の御厚情に心より感謝する次第です。
まだまだ足りないところは多くありますが、これからも地道に改良を続けてより良い技術を農業者の皆様にお届けし続けることで、新しい農業へのチャレンジをこれからも支えてまいります。
引き続きご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
株式会社農業情報設計社
代表取締役 濱田安之
(注1) 以下論文より投入資材の削減効果を6%と仮定。
Bora他(2012).Energy savings by adopting precision agriculture in rural USA, Sustainability and Society,2,Article number 22
(注2) アプリ終了時に記録した走行距離、作業時間、作業幅、作業地域(20-30km程度にメッシュ化した概算位置)等の匿名化した情報より算出。
(注3) 平均走行速度と作業幅などから独自の作業推定を行い、施肥、薬剤散布、それ以外に分類。
(注4) 小麦作における元肥(播種前に散布する肥料)施肥と仮定。窒素量換算で40kg/ha、作業幅20mとして試算。
(注5) 薬剤は希釈率が大きく異なるため薬剤の量ではなく面積のみ。作業幅20mで試算。