AgriBus-GMiniをRTK移動局(Rover)として使う

RTK(Rover)

今回は、AgriBus-GMini(以下、GMini)を使ってRTK測位する手順の第二弾、GMiniをRTK移動局(Rover)として設定する方法を説明します。

インターネットからRTK基準局(Base)の情報を取得する場合、スマホ/タブレットは3G/4GやWiFiに常時接続しておく必要があります。

( * GMiniをRTK基準局として使う場合は、こちら のブログを参照してください )

事前準備 – (A)
GMiniに搭載されているu-blox社製GNSSモジュールの設定を移動局向け​に変更します。
( Windows ​PCにu-centerをインストールして、GMiniに​移動局向け​の設定ファイルを書き込みます。​ )
u-centerのインストールや接続手順の詳細については下記のサイトを参考にして下さい。

(A) – 1. GMiniとWindows PCをUSBケーブルで接続してGMiniを起動します。
(A) – 2. Windows PCでu-centerを起動した後、[Receiver] – [Port] でGMiniが接続されているCOMポートを選択します。

※​ COMポートは環境によって違うので、注意してください。

(A) – 3. [Tools] – [GNSS Configuration…] で​ gmini-ublox-cfg-m8t-rtk-rover.txt を書き込みます。

※ [Store configuration into BBR/Flash(non-volatile memory)]​をチェックしてから [File > GNSS] を選択してください。

事前準備 – (B)

GMiniに搭載されているジャイロセンサーをOFFに設定変更します。

(B) – 1. AgriBus-NAVIを起動している場合は、AgriBus-NAVIを終了してください。

※ AgriBus-NAVIとBluetoothで接続している間は、設定変更できません。

(B) – 2. GMiniを起動した後、スマホ/タブレットまたはPCでWiFiを有効にします。

(B) – 3. WiFiの使用可能一覧に[AGBGM-AP-XXXX]と表示されるので選択します。 XXXXはランダムな英数字4ケタです。

(B) – 4. パスワードの入力を求められるので、下記のパスワードを入力します。

※ 既にWiFi接続したことがある場合は、パスワードの入力は不要です。

パスワード: ​12345678

(B) – 5. スマホ/タブレットまたはPCでブラウザを起動します。

(B) – 6. アドレスバーに下記のURLを入力してWebページを表示します。

http://192.168.4.1:8080 または h​ttp://agribus-gmini.local:8080

(B) – 7. [Gyro sensor] で [Disabled] を選択してSetボタンを押下します。

(B) – 8. Webページが切り替わり「Set – OK」と表示されれば設定変更は成功です。

「Set – FAIL」と表示された場合は、設定変更は失敗です。そのときは、最初からやり直してください。

接続方法

  1. GMiniにGNSSアンテナを接続します。

  2. GMiniにUSBケーブルを接続してGMiniを起動します。

  3. スマホ/タブレットの設定でBluetoothをONにします。

  4. GMiniをBluetoothペアリングします。

    [AGBGM-BT-XXXX] と使用可能なデバイスに表示されるので選択します。XXXXはランダムな英数字4ケタです。

    ※ 既にペアリングしてある場合は、本手順は必要ありません。
  1. スマホ/タブレットにRTKLIB対応アプリをインストールします。

  1. RTKLIB対応アプリで下記を設定します。

    ※. 下記の基準局の設定は、AgriBus-GMiniをRTK基準局(Base)として使うで設定した基準局を使用するときの設定例です
  1.  RTKLIB対応アプリで [Server] – ON にします。

    棒グラフが表示され移動局と基準局からデータを受信していることを確認してください。しばらく経過したら、RTK測位(Fixed / Float) が開始されます。

  1.  AgriBus-NAVIを起動して、画面左下の歯車ボタンを押下します。
  2.  [GNSS位置情報取得元] で [内部ポート通信] を選択します。

  1.  [TCPホスト&ポート設定]を下記のとおりに設定します。

    • TCPホスト(IP) : localhostを使用する

    • TCPポート番号 : 51020

  1. GPSガイダンス画面に戻ります。

    アンテナや衛星の状況によって画面右上が「FIX / FLOAT」に切り替わります。 また、GMiniの起動直後は位置情報を取得できずに「NO GNSS」となることがあります。 そのときは、しばらくお待ちください。

QA

  1. RTKLIBとは何ですか?

    RTKLIBは、高須知二氏(東京海洋大学)が開発したRTK測位演算ソフトウェア群です。

    詳細については、下記のURLを参照してください。

    ・​RTKLIB

          http://www.rtklib.com/

  2. GMiniを移動局としてうまく設定できないのですが? 

    RTKLIB対応アプリの詳細については下記のURLを参照してください。 弊社外のアプリのため、動作保証は致しかねます。

    ・​Geotagging+

          ​https://play.google.com/store/apps/details?id=com.geotaggingplusfree

    ・​RTKGPS+

          ​https://play.google.com/store/apps/details?id=gpsplus.rtkgps

    ・​Mapit GIS – NTRIP Client

          ​https://play.google.com/store/apps/details?id=com.osedok.ntripclient

  3. AgriBus-NAVIRTKLIB対応アプリから位置情報を取得できないのですが?

    それぞれのアプリを再起動してください。

  4. なかなかFixしないのですが?

    遠く離れた基準局を利用した場合は、精度が低下します。10km圏内の基準局を利用するのが理想的と言われています。

  5. GMiniを出荷時の設定に戻したいのですが?

    u-centerでGMiniに ​gmini-ublox-cfg-m8t-nmea.txt を​書き込んでください。

 

以上、GMiniをRTK移動局として使う手順でした。

GMiniで「GNSS/GPS測位」と「RTK測位」はどれくらいの精度が出るのか気になっているユーザー様も多いかと思いますので、次回は実際にGMiniを屋外で使用した時のレポートをアップしようと思います。

 

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