AgriBus-NAVIアプリをご利用の皆様の中には、Android端末をトラクター専用にして、トラクター作業をするときのみ、Androidと、AgriBus-NAVIアプリを起動する方がいらっしゃいますが、特にそういうケースで発生しがちな、端末やOS側の問題があります。
今回の記事では、久しぶりにAndroidを起動した場合の注意点について、まとめておきます。普段使いのメインスマホをご利用の方でも、Androidの特性を理解するのにご活用いただければと思います。
久しぶりにAndroidを起動するときの注意点
- 通信状況の良いところでAndroidを起動(トラクターで起動しない)
- 全アプリのバージョンアップ(済ませておかないと裏で動く)
- ストレージ容量の確保(SSDパフォーマンス低下)
- Chromeへのログイン(アカウント間違いに注意)
- こまったときは、とりあえず再起動
- なるべく充電しながら使用しない
1. 通信状況の良いところでAndroidを起動(トラクターで起動しない)
Androidを起動したとき、様々な通信が発生します。もちろん、オフラインでも使えますが、トラクターからご自宅Wi-Fiの弱い電波を掴んでしまっている場合など、通信が不安定な状況では、特にAndroid起動直後は通信タイムアウト待ちが発生し、動作が不安定になります。電波の良いところでAndroidを起動するように心がけましょう。
2. 全アプリのバージョンアップ(済ませておかないと裏で動く)
電波の良いところでAndroidを起動したら、Google Playアプリを起動して、溜まっているアップデートをすべて終わらせてください。そうしておかないと、様々なアプリのアップデートがバックグラウンドで走ってしまいます。このアップデート処理が、通信とストレージ、CPUをかなり消費します。
そんなときにAgriBus-NAVIアプリを使っていても、まともに動かないかもしれません。
3. ストレージ容量の確保(SSDパフォーマンス低下)
次に、ストレージ容量に十分な空きがあることを確認してください。SSDの特性状、空き容量が少なくなってくると、極端にパフォーマンスが低下します。SSDのパフォーマンスが低下すると、メモリスワップ、ガベージコレクションなどの観点でAndroidシステムやアプリの動作が極端に重くなることが考えられます。
4. Chromeへのログイン(アカウント間違いに注意)
あとは、ブラウザ「Chrome」アプリを起動し、Chromeにログインしていることを確認してください。ここで、特に理由がない限り、Google Playにログインしているアカウントと、Chromeにログインしているアカウントを、同じにすることをお勧めします。特にAgriBus-NAVIアプリでは、Google Playの購入履歴を見てプランを決定していますが、ログインするときはChromeのユーザー情報を使用します。
5. こまったときは、とりあえず再起動
Androidシステム上で発生している問題が、AgriBus-NAVIアプリに影響し、動作不具合を起こすような、たいていの場合は、Androidの再起動で直ります。
何度やっても、同じ手順で不具合が起こる場合(再現性がある場合)は、アプリの不具合である可能性が高く、うまくいったりいかなかったりする場合は、Androidシステム上の問題である可能性が高いです。
6. なるべく充電しながら使用しない
メーカーによりますが、充電中は、静電容量式のタッチパネルにノイズが入り、反応しないことがあります。それが「重い」と感じる原因の一つです。もし充電しながら使用していて、反応が悪いとき、充電ケーブルを抜いてみてください。
また、AgriBus-NAVIアプリは、画面をオフにしても動いています(Androidホームに戻ったり、他のアプリを起動するとシステムにより落とされることがありますのでご注意)ので、電池が少ないときや、充電しながら使用するときに、ご活用ください。
まとめ
久しぶりにAndroidを起動する際は、インターネット電波状況の良いところで、アップデートをすべて済ませ、再起動するなど、必要なAndroidのメンテナンスを行うことをおすすめします。これにより、AgriBus-NAVIアプリのみならず、システム全体のスムーズな動作が保証されるでしょう。
この記事が、皆様の作業の一助となれば幸いです。今後も快適な作業環境を整えていってください。