オートステア(自動操舵)やISOBUS対応が魅力のAgriBus-G+ですが、単体ではどのような特徴があるのでしょうか。拡張性に埋もれてしまいそうなAgriBus-G+単体での特徴を、以下にまとめてみました。
【AgriBus-G+単体での特徴】
①低速での作業時にガイダンスが安定する
AgriBus-G+はアンテナを2個とジャイロからの出力を使用し、方位を算出することが可能です。したがって、アンテナ1つでの(AgriBus-NAVIを使用した)ガイダンスと比較し、低速作業時でも前後が逆になったりせず、安定したガイダンスが可能です。
②設定や調整が簡単
補正情報は3G回線を使ってAgriBus-G+が直接取得し、AgriBus-NAVI向けに最適化します。
一方、RTKGPS+などの外部アプリを使用することで、スマートフォン・タブレット側で補正情報を処理することも可能ですが、一般的に設定やパラメータの調整が難しいというのが現状ですので、AgriBus-NAVIで補正情報を扱うには、AgriBus-G+を使うのが一番簡単です。
③内部ポート通信の課題を解決
RTKGPS+など外部アプリとAgriBus-NAVIアプリとの内部ポート通信では、メモリ管理上の制限によりバックグラウンドのプロセスが落ちてしまったり、セキュリティソフトやバッテリーセーバーが通信を制限する(パケ詰まりのような状態)等の問題が発生することがありますが、お使いのスマートフォン・タブレット独自仕様に起因する問題や、外部のサービスを使用する場合の問題については当社でサポートすることができません。
こういった問題の多くは、AgriBus-G+からBluetoothにてAgriBus-NAVIと通信することで安定します。
④車速パルス出力
車速連動系の作業機をお使いの場合、AgriBus-G+付属のケーブルから接続することが可能で、AgriBus-G+が計測した車速を作業機に伝えることが可能になります。
簡単ではありますが、AgriBus-G+単体での特徴をまとめてみました。
次回はAgriBus-G+の取り付け方法について紹介させていただきたいと思います。お楽しみに!