GPS/GNSSレシーバーとしてのAgriBus-GMini
こんにちは、エンジニアのjinです。
皆さまから「AgriBus-GMini(以下、GMini)はどれくらいの精度なのか?」というお問い合わせを多く頂戴しており、今回はそれにお答えするべく実際にGMiniを使ったときの様子をご紹介します。
まずは、おさらい。GMiniの主な特徴は次の2つです。
・純正Bluetooth型GPS/GNSSレシーバー
初期設定からわずか数分でサブメーター級の単独測位/ディファレンシャル測位が可能
・高精度のRTK測位も可能
センチメーター級のRTK(リアルタイム・キネマティック )測位を行うことも可能
今回は、「純正Blueooth型GPS/GNSSレシーバー」として実際に使ったときの様子をご紹介します。
(※「高精度のRTK測位も可能」はこちらの記事を参考にしてください。)
接続方法
まず、AgriBus-NAVIとGMiniを接続してみます。
GMiniを使うまでの手順はわずか数ステップ。数分もあれば誰でも簡単に単独測位/ディファレンシャル測位がご利用いただけます。
1. GMiniにUSBケーブルおよびGNSSアンテナを接続します
USBケーブルの反対側は、市販のUSB電源アダプタなどに接続してください。接続後、本体側面にあるLEDがゆっくり点滅していることを確認してください。なお、USBケーブルとGNSSアンテナは製品に付属しています。
2. スマホ/タブレットの設定でBluetoothペアリングします
“AGBGM-BT-xxxx”とデバイス名が表示されます。
3. AgriBus-NAVIでBluetoothペアリングしたGMiniを選択します
4. AgriBus-NAVIでガイダンス画面を表示する
衛星の状況によって画面右上が「Single(単独測位) / D-GNSS(ディファレンシャル測位)」に切り替わります。また、GMiniの起動時に衛星の位置情報を取得するまで「NO POS」となることがあります。そのときは、しばらくお待ちください。
接続の手順は以上。とても簡単ですね。しかも、一度接続してしまえば次に使うときは設定は不要なので、楽チン。
屋外で使ってみましょう
次は、実際に屋外で使ってみます。今回はトラクターではなく自家用車で走ってみます。
片側1車線の直線道路を往復して走った結果がこちら。
道路が片側2.5mくらいの幅だったので、センターライン付近がちょっと空いているのがわかります。イイ感じです。
作業履歴を見てみましょう
このときの作業履歴をAgriBus-Webで見てみます。
直線の距離はおよそ400m。綺麗にまっすぐ測位できていますね!
まとめ
GMiniの精度が気になっていた皆さまいかがでしょうか。実際どれくらいの精度なのかお分りいただけたと思います。手軽に早く単独測位/ディファレンシャル測位が必要という方にはGMiniがオススメです。気になった方は、ぜひ商品情報をチェックしてください!